2005/03/16    卒業にあたって

 卒業生の皆さん。

 担任からのメッセージをおくります。

「数多くの後悔を」  桜組担任
 「人間には向上心がある限り、何事をしても悔いが残るものだ」
 これは、あるプロ野球選手が言っていたことばです。彼は、大学に進学し、教師の道を歩もうとしていました。大学では、子どもの頃から続けていた野球に打ち込み活躍しました。卒業も間近になった頃、野球への夢が断ち切れず、教師の道ではなく野球の道を選ぼうとしたのです。当然、周りの人は反対しました。それはそうでしょう。プロ球団からの誘いもないのに、プロを目指そうというのですから・・・。
 結局、彼は周りの人たちの反対を押し切って、教師の道を断念し、プロ球団のテストを受けたのです。
 その彼が、こんなことを言っています。
「後悔には二種類ある。一つは、何もせずに後悔するという受動的な後悔。もう一つは、何かをしてしまって後悔するという能動的な後悔。自分は後者を選びたい」と。
 先生はこの話を聞いて、大変感銘しました。何もせずただじっと待っていたり、自分の意志を曲げてまで後悔するなら、自分の夢を強くもち、それに向かって全力を尽くして後悔したい・・・。たとえ、その結果が失敗に終わったとしても、たとえ、その後の人生が大きく左右されようと、自分に正直に生きたい。
 これから、みなさんは新しい世界へ旅立とうとしています。しかし、そこには素晴らしい世界が待っているわけではありません。素晴らしい世界を自分の手でつくりあげていくのです。そこには、数多くの後悔がみなさんを待っているでしょう。でもそれは能動的な後悔であってほしい・・・。
 みなさんの活躍を心から応援したいと思います。みんな、卒業おめでとう。

           卒業のしおり1


『感動』をいつも 梅組担任
  29名のみなさん、御卒業おめでとう。みなさんとは5・6年の2年間、いっしょに笑ったり、悩んだりしましたね。学級目標『自分から 考えよう・行動しよう・挑戦しよう』のとおり、たくさんのことに挑戦することができました。
 楽しかった毎日。ムードを盛り上げてくれる人がたくさんいて、いつもにぎやかでしたね。でも覚えていますか? 5年生の頃はけんかが多く、だれかが爆発してだれかが泣いていました。また、間違ったうわさに振り回され 友達同士が仲違いをすることもありました。そんな友だち関係の中で多くのことを学びあってきました。みんな違ってみんないいこと。相手の気持ちを受け入れながら、自分の気持ちも伝えようとする努力が大切なこと。とても難しいことですが、何度も失敗をくり返しながら、でも一つ一つ、友だちを大切にする気持ち育ててきました。ぜひこの気持ちを忘れずに中学校生活を楽しいものにしていってください。
 『感動』・・先生が好きな言葉です。まずいろいろな事に挑戦して感じてください。いろいろな人と出会って感じてください。そして、感じたら何か行動を起こしてください。言葉に出してもいいし、歩み寄っていっても、ぶつかっていってもいいと思います。それによって感動はもっと深くなり、人として大きく成長できます。
 これから進む中学校にもたくさんの出会いがあります。心と心がふれ合うそんな出会いをして、さらに大きく羽ばたいてください。御卒業おめでとうございます。

           卒業のしおり2 


共に輝くために 桃組担任
 覚えていますか。2年前、桜の木の下で撮った集合写真を。学級の正面に掲げてあった「共に輝く」の言葉を。みんなさんは、この2年間を、友と手をつなぎ共に輝きながら歩んできました。
例えば、宿泊学習でこぎ出したいかだ。みんなの願いとこぐ力が一つになった時、しっかりと前に進み出すことができましたね。
 運動会での応援合戦。一人では恥ずかしいけど、全員で声をふりしぼった観南コール。見ているものに何か熱いものを感じさせてくれましたね。そこには、お互いを励まし合い、高め合い、伸びようとする思いに満ちた姿がありました。
 時には、けんかをし話せなくなったこともあったけど、最後は笑顔があふれていましたね。そして、ついに今、かけがえのないと友と小学校という大きな坂を越えることができました。本当におめでとう。
 これからは、中学校という大きな山を登るみなさん。自分と向き合って、何事もあきらめない、逃げ出さないということを学んでほしいと思います。一人ひとりが自分を高めるために、努力できる強さとしなやかさを身に付けてほしいのです。そうすることで、共に輝く光はさらなる輝きを放つことでしょう。
 さあ,新たな自分づくりに挑戦してください。

           卒業のしおり3 

 再度,90名の卒業生の皆さん,保護者の皆さん。 ご卒業おめでとうございます。

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