2002-2004年度 学力向上フロンティア事業研究紀要
       教科学習の見直しと評価の改善


2節 研究体制と実践計画

▼研究体制の工夫


(1) 学年団を中心とした研修
 授業や評価の改善に取り組むに当たって,まず,教師が教科の本質を共通理解する必要があると考えた。そこで,算数科の領域・単元・本時の指導等の本質や育てる力を明確にし,評価規準を作成したり,授業提案をしたりする研修を全体で行った後,このような研修を算数全単元について,学年団中心に進めていった。

(2) 教師用指導資料作成による情報交換
 各単元についての基礎・基本等を内容ごとにカード化した教師用指導資料(単元セット;a・b・c・d・eカード)を作成し,教師が互いに情報交換しやすい形にした。そして,それをファイルにまとめて各教室に保存し,実践に活用した。このうち,dカード・eカードについては,児童にも持たせ,学習過程での評価と指導に活用した。さらに,活用した実践をもとに次年度には修正・改善をしていった。
 学力向上フロンティア事業 研究実践表